2009年05月24日

●20 Klein Dytham Architecture@GALLERY MA

 ギャラリー間で開催中の「20 クライン ダイサム アーキテクツの建築」を観ました。売れっ子建築家ユニットの作品回顧展。

 展示は電飾サインに写真を嵌め込んだ看板が点在する3階と、光を落としたラウンジで黒いソファに身を沈めて二人でiPodを聴く4階の二層構成。看板群にはアスクリッド・クラインのインタビュー音声が流れ、ソファの縁には精巧な透明模型が並びます。「カンバン」と「iPod」だけで構成するところが、建築のライブ化を試み続ける彼等らしい。一番好きなのは「Bloomberg ICE」。

 建築をインテリア化する流れから分岐して、カンバン化を突き進む現在進行形の展示は以外と面白い。中身のなさを逆手にとった爽快感はさすが。時代の変調を受けて、次の20はどう変容するのだろうか。

Posted by mizdesign at 2009年05月24日 07:54
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Tracked on 2009年05月24日 11:51
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