2016年05月31日

●2016年5月の鑑賞記録

 5/3
 ルノワール展@国立新美術館
 導入は「猫と少年」の意外さ。肖像画、風景画ときて「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」。薄暗い場内に浮かび上がる、都会の喧騒、柔らかなスポッライト、恍惚の人たち。まさに傑作、素晴らしい!無難にまとめた構成も◎。

 5/5
 第55回NHK杯体操@代々木体育館
 体操のNHK杯を観に原宿まで来ました。すごい人です。暑いです。内村航平選手の演技が目玉ですが、白井選手や市立船橋の選手にも期待。でも、いつ誰がどこで演技するか分からないので、TVで見た方が良いかも。がんばります。
 第1ローテの床でひょっとしての予感を感じさせるも、あとは内村選手のオンステージ。第6ローテの鉄棒でダイナミックな回転の後に着地をピタリと止めて、場内大歓声。圧倒的なオールラウンダーぶりでした。

 5/8
 セイコーゴールデングランプリ陸上2016川崎
 のどかなムードの中、熱戦が繰り広げられてます。A, S 席はSOLD OUT !
 男子400mアナウンス中。場内手拍子!
 男子やり投の熱戦が続きます。やり投げ後の槍を選手の元まで運ぶ車?がかわいいです。きゅん。
 いよいよ男子100m。がんばれ〜!
 ガトリンはえ〜!10:02!

 5/19
 前川國男展@岡山県立美術館
 岡山芸術交流2016プレイベントとして、その3つの主会場の設計者、前川國男とその建物を紹介する。図面や写真をプリントした布地で区画して、所々に模型を配置する。壁には彼の言葉。
 シンボリックな縦と横のマス。流れるような「一筆書き」空間構成。それは多方面アプローチを力任せに解くことが流行っている現代でも有効なのだろうか。イベントが盛り上がると良いですね。

 天神山文化プラザ 設計前川國男[1962]
 名前の通り、色々な市民団体が出入りしていて活気がある。開かれた広場としてのピロティ空間は、時間を経てなお健在に見える。その一方で、特徴的な外部階段は老朽化が進んで痛々しい。

 日本工芸の100年@岡山市立オリエント美術館
 荒らしたコンクリート肌で囲まれた吹抜け。落ちる光が劇的で美しい。その洞窟のような空間を囲むように展示室。東近美コレクションの巡回展を置いても、空間の個性があまりに強く、重苦しい。

 5/21
 美少女戦士セーラームーン展@六本木ヒルズ展望台 シティビュー内スカイギャラリー
 怖いもの見たさに行ってみた。会場は95%以上若い女性、男性はオマケに少し。物販とカフェは80分待ち。会場を埋める熱気がすごかった。

 六本木クロッシング2016展 僕の身体、あなたの声@森美術館
 身体を扱うデリケートな展示。エンターテイメント性は低めに感じられる。山城大督さんの音と動きのあるインスタレーションが素敵だった。12面体スピーカーのフラットな音にも感動。

 広重ビビッド@サントリー美術館
 冒頭の〈阿波 鳴門の風波〉の緑の渦潮の描写と波線のボカシ。画面から伝わる瑞々しさに、一気に引き込まれる。六十予州名所図絵で日本遊覧を楽しみ、名所江戸百景で少し視点を変えた都内の景色を楽しむ。看板に偽りなし。

 5/22
 広重ビビッド@サントリー美術館を観た翌日に江戸川をランニング。名所江戸百景「鴻之台」に描かれた崖と川の元ネタはこの辺りかと思いを巡らす。こんな所も魅力。

Posted by mizdesign at 23:47 | Comments [0] | Trackbacks [0]