2014年03月31日

●3月の鑑賞記録

 3/6
 アートフェア東京2014 プレビュー@東京国際フォーラム
 今年は例年にも増して、場内が「売れてる!」という熱気で包まれている印象。
 展示としては繭山龍泉堂のあたたかなブース空間が素敵でした。

 3/20
 観音の里の祈りとくらし展 ブロガー内覧会@藝大美術館
 二度の合併を経て十二万都市へと拡大した長浜市。賤ヶ岳、黒田官兵衛等戦国イメージに加えて、観音の里の側面をアピール。村落共同体に守られてきた平安仏18体を出展。

 藝大コレクション展-春の名品選- ブロガー内覧会@藝大美術館
 絵因果教を筆頭に、山楽、光琳、蕭白と続く日本画展示が眼福。特に曾我蕭白「群仙図屏風」に描かれた孔雀の怪鳥っぷりがインパクト大。

 3/21, 29
 荒木 愛 個展 [ I SPY ]@画廊くにまつ 青山
 岩絵具のきらめき、紙の重なり、写生を通して得られる形象。これらピースを、身近な出来事の糸で紡ぐ画面と空間。少し離して設置されたタイトルプレートを読むと、世界が少し深化する。

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2014年03月30日

●第33回 佐倉朝日健康マラソン

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 桜の開花が始まった3月最終週の日曜日に「第33回 佐倉朝日健康マラソン」を走りました。当日の天気予報は朝から降雨、昼にかけて強風豪雨。朝方は雨もまばらで、このまま天気が持って欲しいと期待しつつ会場入り。雨に備えて、長袖と半袖の重ね着の上に簡易ポンチョ+帽子。ピットインリキッド×2をポケットに入れて、後は手荷物預かり所に預けます。陸上競技場で開会式のナレーションを聴きつつ、軽くアップしてスタートを待ちます。

 9時半スタート。最初の5kmはアップダウンがけっこうあるので、飛ばしすぎに注意しつつ走ります。7kmあたりで牛舎の横を通りかかります。菜の花と梅が咲く、春らしい景色に、あの臭いが漂います。7kmの通過タイムは29分32秒。かろうじて4分15秒/kmを維持。

 10kmを過ぎたあたりから脇腹周りに痛みが出始めます。気ははやれども、身体は動かず。完走を意識して苦しくなったらペースを落としていきます。15km過ぎから300mほどの登り坂で、いきなり息が上がります。ハーフの通過タイムは1時間33分32秒。3時間15分を目標に設定して後半へ。

 選手間の距離が開き気味となり、風雨が強まって、自分の足音しか聞こえなくなります。30kmを過ぎたあたりで、3時間15分のペースランナー一行にあっさりと抜かれます。完走することに目標を変更して、自分のペースを守ることに意識を集中します。38kmあたりで再度牛舎の側を通って、あの臭いに息が詰まりそうになります。最後の登り坂を何とか登りきって何とかゴール。
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 記録は3時間23分06秒。ネットタイムは3時間22分55秒。最後まで脇腹痛が解消せず、気持ちと走りがバラバラでしたが、それでも雨風に負けず完走出来て良かったです。雨の中、各種案内、コース指示、声援を下さったボランティアの方々に心から感謝します。
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 ペースは典型的な右下がり。来季はもう少し頑張りたいです。

計測地点 スプリット ラップ
Start 00:00:11
10km 00:43:24 0:43:13
20km 01:28:38 0:45:14
中間 01:33:43
30km 02:16:07 0:47:29
40km 03:10:05 0:53:58
Finish 03:23:06 0:13:01

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2014年03月29日

●荒木 愛 個展 [ I SPY ]@画廊くにまつ 青山

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 画廊くにまつ 青山で開催された 荒木 愛 個展[ I SPY ] を観ました。
 青山通りから一本入った閑静な通り。打放しコンクリートにガラススクリーンを嵌め込んだ外観。外からギャラリーへと、空間が連続します。

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 右側の壁面。
 真っ赤に熟れた西瓜がお出迎え。果肉の赤、種の黒、皮の緑が織り成す色彩のコントラスト。背景のパール色のキラメキが美しい。縦構図による、明快な色面構成。
 その奥には、かじられた西瓜の横にチョコンと顔を出す文鳥。お前が食べたのか?
 さらに奥には、黄色い西瓜のクォーター。黒背景に孤を描く金の描線が美しい。
 岩絵具独特の美しい色彩と、粒子感による起伏のある画面。実物を観る楽しさを感じます。

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 右下の木箱に目を移すと、長円断面の球体に彩色された小鳥たち。ちょこんとたたずむ様が可愛い。

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 左側の壁面。
 こちらは背景がグレーから黒系の作品が並びます。

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 LINE of RUMOR。箔と紙の重ねあわせで作られたメタリックな画面を、横切る枝。上に4羽、下に1羽の文鳥。一本の糸が、彼らにくわえられ、引っ張られながら、画面下まで伸びます。その先端は地に垂れて、糸に通したビーズが散乱しています。手間をかけた画面作りと、スケッチに基づく鳥たちの仕草から生まれる、緊張感と愛らしさ。そこに、人気SNSアプリを介してうわさ話が伝聞することの、便利さといい加減さが重なることで生まれる奥行き。

 作品の配置はギャラリー側の仕事とのことでしたが、大まかに二系統に分けられた空間を、鳥たちが行き交うようにあちらこちらの画面に顔を出しているようで面白いレイアウトでした。

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2014年03月21日

●「藝大コレクション展-春の名品選-」ブロガー内覧会@藝大美術館

 上野の藝大美術館で開催される「藝大コレクション展-春の名品選-」。そのブロガー内覧会に参加しました。(本展は「観音の里の祈りとくらし展」と同時開催です。)
 藝大の誇るコレクションを、日本画/西洋画/工芸・彫刻の3つのカテゴリーと2つの特集展示で紹介する、コンパクトながら珠玉のコレクション展です。

 注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影されたものです。

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 個人的には、日本画コレクションに強く惹かれます。
 《絵因果教》。8世紀の作品とは思えない彩色の鮮やかさに見とれます。

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 さらに《四季耕作図屏風》狩野山雪《槇楓図屏風》尾形光琳と大作が続き、眼福。

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 そして《群仙図屏風》曾我蕭白。身をよじる孔雀の異形っぷりは、EVA Qに出てきそう。

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会期: 2014年3月21日(金・祝)- 4月13日(日)
午前10時 - 午後5時 (入館は午後4時30分まで)
ただし、4月11日(金)は午後8時まで開館(入館は午後7時30分まで)
休館日: 毎週月曜日
※観音の里の祈りとくらし展-びわ湖・長浜のホトケたち-を同時開催いたします。
会場: 東京藝術大学大学美術館 展示室1
観覧料: 一般300(250)円 高校・大学生100(50)円(中学生以下は無料)
* ( )は20名以上の団体料金
* 団体観覧者20名につき1名の引率者は無料
* 心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)

* 同時開催「観音の里の祈りとくらし展-びわ湖・長浜のホトケたち-」展をご覧のお客様は当日に限り、藝大コレクション展を無料でご覧いただけます。
主催: 東京藝術大学
助成: 藝大フレンズ賛助金助成事業

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2014年03月20日

●「観音の里の祈りとくらし展」ブロガー内覧会@藝大美術館

 上野の藝大美術館で開催される「観音の里の祈りとくらし展」。そのブロガー内覧会に参加しました。

 注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影されたものです。
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 長浜城歴史博物館 副館長 太田浩司氏による前説
 湖北に位置する長浜市は、平成18年、22年の二度の市町村合併を経て12万都市に拡大した。
 賤ヶ岳、黒田官兵衛といった戦国イメージに加えて、今回は観音の里の側面をアピール。
 重文3体、長浜市指定文化財9体を含む、18体全てが東京初公開。
 滋賀県は仏像の多いところだけれども、中でも湖北は観音様が多い。
 観音は庶民仏。子供、大人、みんなを救済する。
 造像は平安でも、寺院は絶え、室町、江戸と地域の住民が守ってきた。
 今日でも寺が無住職になると、公民館にお迎えする等して村落共同体が守っている。

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 十一面観音立像<菅山寺>。ぎりぎり奈良時代末期にかかる作。木心乾漆の感じをよく残している。
 千手観音立像<日吉神社(赤後寺)>(写真左から二体目)。賤ヶ岳合戦の際に、近くの川に沈めて戦禍から守ったと言い伝えられている。その際に使用した御枕石が今も境内に残る。
 十一面観音立像(腹帯観音)<大浦観音堂>(写真左)。腹帯を締める慣行があり、しょっちゅう換える。交換した腹帯は、今でも安産のお守りとして希望者に配っている。
 如来形立像(いも観音)<安念寺>(写真右二体)。織田信長の比叡山焼き討ちの際に、村人が田の中に埋めて消失をまぬがれたと伝わっている。

 展示室に入ると、15分ほどの映像を流すブースがあり、その奥に主展示を配しています。主展示は18体の観音像を壁面3面+島型ガラスケースに並べ、残り1面に歴史解説パネルを並べる非常にシンプルな構成。また、個々の像の足元にもパネルを配して、像と村人とのエピソードを紹介しています。
 エピソードを読み込んでいくことで、像の造形だけでなく、村の生活の中に像が溶け込んでいる様が浮かび上がってきます。

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会期: 2014年3月21日(金・祝)- 4月13日(日)
午前10時 - 午後5時 (入館は午後4時30分まで)
ただし、4月11日(金)は午後8時まで開館(入館は午後7時30分まで)
休館日: 毎週月曜日
会場: 東京藝術大学大学美術館 展示室2
観覧料: 一般500(400)円 高校・大学生300(200)円(中学生以下は無料)
* ( )は20名以上の団体料金
* 団体観覧者20名につき1名の引率者は無料
* 心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)
主催: 東京藝術大学、長浜市
後援: 総務省、滋賀県
助成: 藝大フレンズ賛助金助成事業

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2014年03月06日

●アートフェア東京2014@東京国際フォーラム

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 東京国際フォーラムで開催中の「アートフェア東京2014」オープニングプレビューに参加しました。
 今年は例年にも増して、場内が「売れてる!」という熱気で包まれている印象。

 R31 繭山龍泉堂。展示作品のスケールと暖色系の内装、煌めくような照明計画が美しい。

 R41 浦上蒼穹堂。北斎漫画が飛ぶように売れていてビックリ。

 R46 アルテクラシカ。Roll over the classics〜Case of Ryota Aoki Vol.1〜。古茶碗の日常使いにこだわるギャラリーと、現代陶芸作家の組合せ。壁面を屏風状に折り、シルバー+テクスチャー感でまとめる構成もカッコイイ。

 R74 大雅堂。阪本トクロウ個展。好きな作家さんの作品をまとめて観られて嬉しい。

 R84 日本橋三越本店。荒木愛「twitter」。多くの鳥が賑やかにさえずる世界。開場前に売れたという話を聞いてビックリ。

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2014年03月02日

●アフタヌーンティー@ザ・ペニンシュラ東京 ザ・ロビー

 念願のザ・ペニンシュラ東京 ザ・ロビーアフタヌーンティーに出かけました。

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 週末は予約不可とのことなので、14時前に行ったところ、すでに階段のところで行列が出来ていました。

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 15時半頃にようやく着席。紅茶はザ・ペニンシュラ東京アフタヌーンティーをセレクト。

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 お待ちかねの、セイボリー、スコーン、スイーツの3段シルバースタンド。これで二人分。紅茶のおかわりはアールグレーにしました。スコーンがけっこうボリュームがあって、内容も量も満足しました。

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