2018年11月09日

●MUNCH A retrospective exhibition @ Tokyo Metropolitan Museum of Art

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His work is filled with jealousy, sorrow, and death. However, his expression, which is like a streams of color, seems to be full of the lively dynamism. By watching his same composition works, I feel touching the order of his world. Welcome to such a magical and attractive Munch's World.

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2018年11月02日

●Catastrophe and the Power of Art@Mori Art Museum

Is the art strong enough to face the catastrophe? This exhibition looks more like a disaster record than art. Do we use the word "art" too much convenient?
 森美術館で開催中の「カタストロフと美術のちから」展を観ました。

 セクションⅠ:美術は惨事をどのように描くのか―記録、再現、創造
 トーマス・ヒルシュホーン《Abschiag》
 東日本大震災時に液状化を目の当たりにしたので、本作は安っぽい廃墟のセットにしか見えない。
 アートは惨事と向かい合うほどに強いモノなのだろうか?この章に並ぶ「作品」は、災害記録にしか見えない。「アート」という言葉を便利に使いすぎているように感じられます。

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右 池田 学《予兆》
左 艾未未《Odyssey》
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池田学《予兆》部分拡大
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Georges Rousse《Art Project in Tokyo》
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坂 茂《紙の大聖堂》
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2018年11月01日

●フィリップス・コレクション展ブロガー内覧会@三菱一号館美術館

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 三菱一号館美術館で開催中のフィリップス・コレクション展。そのブロガー内覧会に参加しました。2週間前に展示を観て、展示室と作品が創り出す濃密な空間が素敵だったので、内覧会の告知を観て即応募しました。

 注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

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「フィリップス・コレクション 1/12再現ミニチュア・ギャラリー」の紹介
 (Store1894
, 運営株式会社East代表開(ひらき)さん)
 ミュージアムショップStore1894でひときわ目を惹くダンカン・フィリップス邸の再現ミニチュア。その制作過程を開さんが身振り手振りを交えて解説。

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 床・壁・天井・家具・絵画が一体となって「コレクションの館」を見事に再現!展示されている絵画のミニチュアは実際にStore1894で販売中。
 ポストカード全68枚のうち、64枚をセットにしたお得パッケージ(9,800円⇒5,000円!)を翌日から発売することもサプライズ告知。1日5セット限定。

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 3階へ。
 展示室1「1910年代後半から1920年代」
 ジャン・シメオン・シャルダン《プラムを盛った鉢と桃、水差し》
 本展の見どころは「「全員巨匠!」と銘打つ傑作揃いのプライベート・コレクション」と、「1984年竣工の赤レンガの事務所建築を再現した展示室」のコラボレーション。クイーン・アン様式の洋風意匠と小さな展示室が連続する構成は、絵画と鑑賞者の親密な関係性を創り出します。特に、暖炉とその上の作品との組合せがとても魅力的です。冒頭のシャルダンは、本展のこれから始まる名画の旅へと誘います。

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 展示室3「1930年代」
■担当学芸員 安井裕雄さんのトーク (ナビゲーター 青い日記帳 Takさん)
 フィリップス・コレクションさんとは2010年のマネ展以来のお付き合い。これまで何回か展覧会の企画はあったものの、「内容が伴わないとダメ」という高橋館長の厳しい審美眼もあって見送りとなり、3.5回目の挑戦で実現。
 本展の展示については、フィリップス・コレクションのレジストラーさんから「ダンカンはこんな並べ方はしない。もっとEnjoyして良い」等のダメ出しを受けた。作品の制作年代順や、テーマ別展示は没になり、思い切って作品の購入時代順に並べることに。
 「その場にあるコンテクストを見つけてEnjoyすること」をフィリップスさんは大切にしたと思われる。

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 ピエール・ボナール《棕櫚の木》。棕櫚の葉で眼状の額の向こうに広がる明るい景色。手前には太陽の影になる女性。安井さん曰く「ボナールは目を落ち着かせることのない画家。彼の作品の中ではとっ散らかってない方」。
 展示室3は一号館美術館で一番広い展示室。その広がりある空間と壁面に並ぶ絵画はフィリップスコレクションの館を想わせる。であるならば、腰掛はいつものシンプルな木ベンチよりも、ソファを置いて欲しかったところ。ソファに腰を下ろして振り返り気味に絵画を並べてこそ、プライベート・コレクションを満喫できる気がします。

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 展示室4「1940年前後の蒐集」
 暖炉の上にスーラの小品佳作、右手にセザンヌ2点。暖炉、部屋の大きさ、絵画のバランスが最高に良い、個人的本展ベスト・プレイスの一つ。椅子の座って観たい。

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 ジョルジュ・スーラ《石割り人夫》。小さな画面から外光が射し込むよう。光が本当に美しい。

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 左 ポール・セザンヌ《ベルヴュの野》
 右 ポール・セザンヌ《ザクロと洋梨のあるショウガ壺》
 平面的なようでちょっとも平面的でない、とても典型的なセザンヌ2点。平面構成が空間の出込み引っ込みに見えてきて、誘い込まれるよう。

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 2階へ。
 展示室5「第二次大戦後②」
 左 ポール・ゴーガン《ハム》。廊下からドア窓を通してトロリとした油感たっぷりのハムが見えて、食欲をそそる。
 中 シャイム・スーティン《雉》。流れるような色と筆遣いの画面が、《ハム》からの流れを受けて映える。

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 ジョルジュ・モランディ《静物》。食欲を喚起し、流れるような動的体験から振り返ると、壁に埋もれるようにモランディ。その静謐さが生み出す、見事な動静のコントラスト。この空間も個人的本展ベスト・プレイスの一つ。

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 展示室6「ドライヤー・コレクションの受け入れと晩年の蒐集」
 ラウル・ディフィ《画家のアトリエ》。縦長窓の向こうに広がるモンマルトルの景色。アトリエ内の添景と、展示室の適度な狭さと相まって、壁の向こうに外界が広がるような開放感を感じます。

■感想
 プライベート・コレクションならではの、作品と建物が創り出す親密な鑑賞体験。その魅力を見事に再現。特に後半が良い。展覧会の楽しさを満喫できる展示と思います。

■展覧会概要
名称:フィリップス・コレクション展
会期:2018年10月17日(水)~2019年2月11日(月・祝)
開館時間:10:00〜18:00 
※入館は閉館の30分前まで(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は21:00まで)
休館日:月曜日(但し、祝日・振替休日の場合、会期最終週とトークフリーデーの10/29、11/26、1/28は開館)
年末年始(12/31、1/1)
会場:三菱一号館美術館
主催:三菱一号館美術館、フィリップス・コレクション、読売新聞社、日本テレビ放送網
後援:アメリカ大使館
協賛:大日本印刷
協力:全日本空輸、日本貨物航空

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