2018年11月25日

●TSUKUBA MARATHON 2018

 I finished "TSUKUBA MARATHON 2018". My time is 3h25m20s. Run experience under blue sky with autumn leaf is really precious.

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 第38回つくばマラソンを走りました。去年と同じく東京駅から直行バスで会場入り。今年は時間に余裕をもって出たので、去年大渋滞で困ったトイレ、更衣、荷物預け入れを済ませると、ちょうどゲストランナーを代表して、柏原竜二さんのあいさつ。
  「今日は天気が良くて寒いです。スピードが出ます。初めから飛ばすと失速するので、出だしは抑えて、徐々にペースをあげて下さい。」
 アドバイスが的確で、さすがという感じ。10kmの部に出場とのことで、走るところを見られないのが残念。

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 快晴なので、半袖シャツに帽子、ポケットにピットインリキッド2本。シューズはwave emperor 2。
 大まかには、前半ハーフを4分30秒/kmくらいのペースで1時間35分ちょっとで走って、後半ハーフはペースダウンしながらも、3時間30分を切ってゴールしようというイメージ。先週の長距離走で38㎞でふくらはぎがパンパンになって走るのを止めたので、まずは走り切ることが大切。
 9時号砲。4分30秒/kmくらいから入って、無理にペースを上げなくても4分25秒/kmくらいのペースで進む。意外と足が動く。慣れないシューズのせいか、足裏とふくらはぎに負担がかかってる感じ。
 ハーフを1時間33分45秒で通過。想定よりも早く、3時間15分も狙えるか?と欲が湧く。2/3あたりまでは4分30秒を維持したものの、その後急速にペースが落ちだす。ふくらはぎがビキビキして、攣らないかヒヤヒヤ。
 35-40㎞の5kmは29分11秒と6分/km近くまで失速。ドンドン抜かれていくのは残念だけれども、とにかく足を止めないことに専念する。

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 ネットタイム3時間25分20秒でゴール。結果的には前半の飛ばしすぎが、後半のブレーキになった感じ。カッシーのアドバイスを活かせず残念。

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測定地点 スプリット ラップ
Start 00:00:34
5km 00:22:56 0:22:22
10km 00:45:02 0:22:06
15km 01:07:11 0:22:09
20km 01:29:22 0:22:11
中間 01:34:19
25km 01:52:07 0:22:45
30km 02:16:47 0:24:40
35km 02:43:41 0:26:54
40km 03:12:52 0:29:11
Finish 03:25:54 0:13:12

総合順位 2315位 (10044人中)

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2018年11月24日

●TSUYOSHI TANE | Archaeology of the Future, Digging & Building@Art Gallery, Tokyo Opera City

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 東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の「田根 剛 | 未来の記憶」展を観ました。
 TOTOギャラリー・間の展示が「実際の検討プロセス・素材を見せること」が主体だったのに対して、こちらは「成果物のプレゼンテーション」が主体。

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 場所の記憶を発掘する
 テーマ分けされ、床壁を埋め尽くすリサーチ&スタディスケッチ等。調査、分類、ピンナップ表示等は古典的な手法だけれども、それらをArchaeological Research という考え方の下、徹底的に実践し、展示区間として再構成する。ペーパーの一つ一つ、それらの位置関係が建築家の思考軌跡を表すようで、田根ワールドに引き込まれます。

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 代表作7つの空間展示
 〈エストニア国立博物館〉の特徴的は超巨大キャノピー越しに、〈新国立競技場案 古墳スタジアム〉〈A House for Oiso〉等が並ぶ。

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 〈A House for Oiso〉。Archaeological アプローチの実践版住宅。竣工写真を見る限り、塗り壁の箱に木の小屋を載せる構成は、意外と周囲に馴染んでいるように見えます。住む人は縄文から今に続く時間の流れに想いを馳せながら日常を過ごすのだろうか。実物を観てみたい。

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 〈A House for Oiso〉の周辺模型。周りの建物を土っぽく表現しているので、本作の土と木の構成の馴染みが良い。周りがハウスメーカーの人工建材ばかりのときは、どういったアプローチをとるのだろうか。

■感想
 考古学的なアプローチという独創的な視点から話題作を提示し続ける活動と、元々サッカー選手を目指していたというタフさを感じさせるプロフィール。話題の建築家の展覧会。アイデアを抽出・定着するスタディ・プロセス(の見せ方)、高度なプレゼンテーションスキルは素晴らしい。
 とはいえ、大型海外コンペの勝利&完成というコアコンテンツがあるにしても、それ自体は共同設計なので、主実作が住宅2軒という段階で、都内2会場での同時展覧会開催というのは異様な注目度と感じます。
 スター建築家の作品完成前夜祭特番を見るよう。

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●TSUYOSHI TANE | Archaeology of the Future, Search & Research@GALLERY MA

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Introduction of the new Japanese star architect's design theme and process including Estonian National Museum. Floor is filled with lots of study models, and walls are covered by research pictures. He starts design from historical research, does lots of study, the starts space design. We seem to be invited to his office storage.

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2018年11月17日

●RUBENS and the Birth of the Baroque@ The National Museum of Western Art

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《Portrait of Clara Serena Rubens》cute kid's pink cheek and pure eyes, 《The Fall of Pheaton》rough and dynamic brush stroke like a scene in heroic fantasy tale, 《4K vision》dramatic integration of painting, riligious space, and natural light.

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2018年11月14日

●Swords of Kyoto @ Kyoto National Museum

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One of the most popular exhibition in Japan, this autumn. An exhibition introducing the beauty of Japanese sword, popular in booming popularity with an anthropomorphic character of a sword on the SNS game.

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Collaboration event "刀剣乱舞-ONLINE-" is held next to "Swords of Kyoto". It's a strange coexistance of love to swords.

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2018年11月09日

●MUNCH A retrospective exhibition @ Tokyo Metropolitan Museum of Art

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His work is filled with jealousy, sorrow, and death. However, his expression, which is like a streams of color, seems to be full of the lively dynamism. By watching his same composition works, I feel touching the order of his world. Welcome to such a magical and attractive Munch's World.

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2018年11月02日

●Catastrophe and the Power of Art@Mori Art Museum

Is the art strong enough to face the catastrophe? This exhibition looks more like a disaster record than art. Do we use the word "art" too much convenient?
 森美術館で開催中の「カタストロフと美術のちから」展を観ました。

 セクションⅠ:美術は惨事をどのように描くのか―記録、再現、創造
 トーマス・ヒルシュホーン《Abschiag》
 東日本大震災時に液状化を目の当たりにしたので、本作は安っぽい廃墟のセットにしか見えない。
 アートは惨事と向かい合うほどに強いモノなのだろうか?この章に並ぶ「作品」は、災害記録にしか見えない。「アート」という言葉を便利に使いすぎているように感じられます。

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右 池田 学《予兆》
左 艾未未《Odyssey》
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池田学《予兆》部分拡大
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Georges Rousse《Art Project in Tokyo》
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坂 茂《紙の大聖堂》
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2018年11月01日

●フィリップス・コレクション展ブロガー内覧会@三菱一号館美術館

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 三菱一号館美術館で開催中のフィリップス・コレクション展。そのブロガー内覧会に参加しました。2週間前に展示を観て、展示室と作品が創り出す濃密な空間が素敵だったので、内覧会の告知を観て即応募しました。

 注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

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「フィリップス・コレクション 1/12再現ミニチュア・ギャラリー」の紹介
 (Store1894
, 運営株式会社East代表開(ひらき)さん)
 ミュージアムショップStore1894でひときわ目を惹くダンカン・フィリップス邸の再現ミニチュア。その制作過程を開さんが身振り手振りを交えて解説。

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 床・壁・天井・家具・絵画が一体となって「コレクションの館」を見事に再現!展示されている絵画のミニチュアは実際にStore1894で販売中。
 ポストカード全68枚のうち、64枚をセットにしたお得パッケージ(9,800円⇒5,000円!)を翌日から発売することもサプライズ告知。1日5セット限定。

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 3階へ。
 展示室1「1910年代後半から1920年代」
 ジャン・シメオン・シャルダン《プラムを盛った鉢と桃、水差し》
 本展の見どころは「「全員巨匠!」と銘打つ傑作揃いのプライベート・コレクション」と、「1984年竣工の赤レンガの事務所建築を再現した展示室」のコラボレーション。クイーン・アン様式の洋風意匠と小さな展示室が連続する構成は、絵画と鑑賞者の親密な関係性を創り出します。特に、暖炉とその上の作品との組合せがとても魅力的です。冒頭のシャルダンは、本展のこれから始まる名画の旅へと誘います。

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 展示室3「1930年代」
■担当学芸員 安井裕雄さんのトーク (ナビゲーター 青い日記帳 Takさん)
 フィリップス・コレクションさんとは2010年のマネ展以来のお付き合い。これまで何回か展覧会の企画はあったものの、「内容が伴わないとダメ」という高橋館長の厳しい審美眼もあって見送りとなり、3.5回目の挑戦で実現。
 本展の展示については、フィリップス・コレクションのレジストラーさんから「ダンカンはこんな並べ方はしない。もっとEnjoyして良い」等のダメ出しを受けた。作品の制作年代順や、テーマ別展示は没になり、思い切って作品の購入時代順に並べることに。
 「その場にあるコンテクストを見つけてEnjoyすること」をフィリップスさんは大切にしたと思われる。

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 ピエール・ボナール《棕櫚の木》。棕櫚の葉で眼状の額の向こうに広がる明るい景色。手前には太陽の影になる女性。安井さん曰く「ボナールは目を落ち着かせることのない画家。彼の作品の中ではとっ散らかってない方」。
 展示室3は一号館美術館で一番広い展示室。その広がりある空間と壁面に並ぶ絵画はフィリップスコレクションの館を想わせる。であるならば、腰掛はいつものシンプルな木ベンチよりも、ソファを置いて欲しかったところ。ソファに腰を下ろして振り返り気味に絵画を並べてこそ、プライベート・コレクションを満喫できる気がします。

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 展示室4「1940年前後の蒐集」
 暖炉の上にスーラの小品佳作、右手にセザンヌ2点。暖炉、部屋の大きさ、絵画のバランスが最高に良い、個人的本展ベスト・プレイスの一つ。椅子の座って観たい。

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 ジョルジュ・スーラ《石割り人夫》。小さな画面から外光が射し込むよう。光が本当に美しい。

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 左 ポール・セザンヌ《ベルヴュの野》
 右 ポール・セザンヌ《ザクロと洋梨のあるショウガ壺》
 平面的なようでちょっとも平面的でない、とても典型的なセザンヌ2点。平面構成が空間の出込み引っ込みに見えてきて、誘い込まれるよう。

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 2階へ。
 展示室5「第二次大戦後②」
 左 ポール・ゴーガン《ハム》。廊下からドア窓を通してトロリとした油感たっぷりのハムが見えて、食欲をそそる。
 中 シャイム・スーティン《雉》。流れるような色と筆遣いの画面が、《ハム》からの流れを受けて映える。

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 ジョルジュ・モランディ《静物》。食欲を喚起し、流れるような動的体験から振り返ると、壁に埋もれるようにモランディ。その静謐さが生み出す、見事な動静のコントラスト。この空間も個人的本展ベスト・プレイスの一つ。

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 展示室6「ドライヤー・コレクションの受け入れと晩年の蒐集」
 ラウル・ディフィ《画家のアトリエ》。縦長窓の向こうに広がるモンマルトルの景色。アトリエ内の添景と、展示室の適度な狭さと相まって、壁の向こうに外界が広がるような開放感を感じます。

■感想
 プライベート・コレクションならではの、作品と建物が創り出す親密な鑑賞体験。その魅力を見事に再現。特に後半が良い。展覧会の楽しさを満喫できる展示と思います。

■展覧会概要
名称:フィリップス・コレクション展
会期:2018年10月17日(水)~2019年2月11日(月・祝)
開館時間:10:00〜18:00 
※入館は閉館の30分前まで(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は21:00まで)
休館日:月曜日(但し、祝日・振替休日の場合、会期最終週とトークフリーデーの10/29、11/26、1/28は開館)
年末年始(12/31、1/1)
会場:三菱一号館美術館
主催:三菱一号館美術館、フィリップス・コレクション、読売新聞社、日本テレビ放送網
後援:アメリカ大使館
協賛:大日本印刷
協力:全日本空輸、日本貨物航空

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