2008年04月07日

●上野千鶴子「おひとりさまの老後」

 上野千鶴子「おひとりさまの老後」読了。今年で40歳。人生のフレームワークを組む必要があるなあと思いつつ本屋を見ていたら、目に入った本。パラパラとめくって女性向けと気づいたものの、まあいっかと購入。
 「ひとりでおさみしいでしょう」といった他者の思い込みを大きなお世話と切り捨て、ようこそシングルライフへ!と勢い良く語りだします。最低限必要なのは「自分だけの住まい」という論点から建築へも話が膨らみ、建築家山本理顕さん設計の東雲の公団住宅も登場します。「女の持ち家率は高い」、「身を守るルールは自分で決める」とポンポン論が進みます。そして後半。人付き合い、お金の話とより身近な話題になり、介護の話を経て、死に方の話で終わり。ものすごくポジティブに、時に倣岸、時にシニカルに語り尽くすあっという間の260ページ。すごいエネルギー。
 「自分だけの住まい」を手に入れることと、老後の資金を蓄えることが、おひとりさまの必須項目。それにしても、どうして男の扱いがこんなにゾンザイなのだろう。。。

Posted by mizdesign at 2008年04月07日 12:46
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