2007年08月31日

●ART PICNIC Vol.13「ル・コルビュジェ展」@森美術館

 「アートをもっと身近に楽しもう」をテーマに、森美術館J-WAVE BOOM TOWN がコラボレーションしているイベント「ART PICNIC Vol.13~Le Corbusier」に行きました。

 参加者は20名ちょっと。ナビゲーターのクリス智子さんと森美術館館長の南條史生さんの案内で、展示を観て回ります。貸切状態の美術館の中を、マイクやカメラ等の機器を抱えたスタッフの方たちが付かず離れず帯同していて、ちょっと変わった大人の遠足です。
 冒頭で「暖炉」、「ロンシャンの模型」、「絵画のような彫刻」の三つを紹介して、「建築家コルビュジェとアートの関係をクローズアップする」本展の趣旨を説明してスタート。コルビュジェのアトリエの再現模型へと進むと、コルビュジェさんが登場!ちょっと一言多いキャラクターも上手く演じていて面白い。
 ユニテ・ダビタシオンの再現模型の前では、南條さんがコルビュジェの理想の身体=モデュロールの身長1,829mmとわずか1mm違いの1,830mmという驚きの事実が!実際に原寸モデュロールの前で手を掲げたポーズをとられると、そのピッタリっぷりに驚きました。中に入ると蝶ネクタイに着替えたコルビュジェさんが!リビングテーブルに三人が座って解説をひとしきり。システムキッチンの発明、子供用シャワー室、オムツ替え台、階段の子供用手摺の工夫等々。リビングの可動照明をキッチン側に動かしてみたりと、普段は触れない部分を実演してもらえたのも良かったです。「マンションの見学に来たよう」というクリスさんの言葉に対して、「コルビュジェはライフスタイルをデザインした」という南條さんの返事は特に良かった。
 シャンディガールの展示では、絵画と建築のモチーフの共通性を語って、再度本展の趣旨をアピール。最後にカップマルタンの小屋でコルビュジェさん(今回はかなりラフな格好!)と記念撮影。実は森美術館の広報の方が扮しておられたと種明かしをして終了。あっという間の2時間弱でした。満足満足。
 
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Posted by mizdesign at 2007年08月31日 01:42
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