2006年12月26日

●年の瀬日本橋2006

 再開発が進行中の日本橋は、江戸、昭和、平成の面影が混在する時代絵巻のような街です。「年の瀬日本橋2006」はその特徴を際立たせています。

 五街道の起点、日本橋。現在の橋は1911年建造。上空を跨ぐ首都高も含めて、時代のランドマーク的な存在です。景観再生に向けて、移設するべきは橋か、首都高か?ホットな論争のポイントでもあります。
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 ルネサンス様式建築、日本橋三越本店。1935年竣工。陰影に富む壁面は、現代のツルリとした質感とは異なる華やかさがあります。
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 もう一つの様式建築、三井本館。1929年竣工。昭和初期の壁面に浮世絵を映す試みは、日本橋ならでは。
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 新しい日本橋、三井タワー。低層部の列柱を思わせるデザインと、セットバックした高層部。街並の継承と新しい開発に応える優等生建築。単体だとかなり堅苦しいので、「遊び」部分の出現が待たれます。現在プラネタリウムと屋台村がある三井第三別館跡地には何が建つのでしょうか。
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Posted by mizdesign at 2006年12月26日 00:49
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