2017年04月30日

●読書メモ 「パラレルキャリア」ナカムラクニオ 晶文社

 「働き方」のサードウェーブがやってきた!近い将来に訪れる「大副業時代」の新しい働き方。それが「パラレルキャリア」なのです。
 巻頭の文言は軽やかに甘く、魅惑的。私も何度かイベントに参加させてもらっている荻窪のブックカフェ「6次元」の店主ナカムラクニオさんの著書。

 ブログを10年以上も細々と書いていると、「何のためにやってるんだっけ?」とたまに思います。基本は「ただの備忘録」なわけですが、そのために費やす時間もそれなりなので、「ブログをなくした方が、より多くの展覧会に出かけられるし、より多くの本も読めるのでは?」となるわけです。そんな迷える子羊に光のごとく射し込むコトバ「パラレルキャリア」。「二足のわらじ」ではなく、「本業+α」。さすが、言葉選びが上手い。思わず手に取ります。

 本の内容は期待とちょっと違いました。期待したのは、パラレルキャリアを実践してきた著者の「経験録+その先のビジョン」に関するエッセイ集。実際には、ヒント10コ×10章のアイデア整理のネタ帳。通底するのは、軽く、めげず、粘り強く。本の出版自体がパラレルキャリアの成果なのだと考えると、凄いなあと思います。

 第1章 パラレルキャリアとは何か?
 「ライスワーク、ライフワーク、ライクワーク」。分類とネーミングが上手い。覚えておこう。

 第3章 新しい仕事の作り方
 「自分の得意を仕事化する」。ちょっと意識して、得意を磨こう。
 6Pの法則のうち、「誰が売るか?」、「どういうプロセスで売るか?」。自分が苦手なところなので、意識しよう。

 第4章 パラレルキャリアの達人たち
 「【衣食住+知】へワークシフト」。これはその通りと共感。
 「自分の【要る場所】を作る」。これはいつも仕事をする上で考えていること。パラレルキャリア上もそうなのね。そりゃそうか。

 第5章 パラレルキャリアの実践
 「ごはん、おかず、デザートのバランスを考える」。ちょっと紙に書いて整理しよう。ご飯に頼りすぎですかね。。。
 「できることは、いますぐやる。できないことは、やらない。」。これも仕事で意識していること。パラレルキャリアでも。。。(以下同文)

 第6章 パラレル思考の作法
 「【人生7年周期説】を考える」。あるかも。

 第7章 パラレルワーク計画
 「【グッドストック】でチャンスを引き寄せる」。心がけよう。
 「楽できる仕組みをつくる」。これもそうですね。
 「【やる気スイッチ】の場所を知る」。これはとても大切。

 第8章 新しい未来の歩き方
 「自分はどう失敗するのかを知る」。大切。
 「【やりたいこと】と【できること】は違う」。とても心に届くフレーズ。でも、題と文章がかみ合ってない気がする。

 第10章 パラレルキャリアの可能性
 8つの計画で考える。always, hourly, daily, weekly, monthly, yearly, life, never。整理してみよう。
 「目標と目的をはっきりさせる」。実行しよう。

Posted by mizdesign at 2017年04月30日 19:24
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