2015年02月04日

●ハピプラアート「江戸コードを読み解いて、東京のツボを知る」

 ハピプラアートのトークイベント「江戸コートを読み解いて、東京のツボを知る」を聴きました。副題は「世界で2番目に有名な絵は北斎が描いた、横浜沖から望む富士!!」。
 講師はNHKプロモーションプロデューサーの牧野健太郎氏。ボストン美術館の至宝「スポルディング・コレクション」のデジタルデータと、過去と現代を切り替えながら表示できるデジタルマップをスライド投影しつつ、機知に富んだ話術を駆使して、北斎、広重の描いた江戸を歩き回ります。

 まずは北斎「神奈川沖波裏」。
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 次は広重の日本橋。スポルディングコレクションのかげにフランク・ロイド・ライトあり。
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 日本橋雪晴。季節は今の頃。神奈川沖浪裏でしがみついていた超高速船「お仕送り舟」が到着している。全ての物資が集まってくる日本橋。話が立体的にかみ合ってくる。
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 渋谷からずーっとひいて表参道へ?
 手前の川が渋谷川。おー、何もない。
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 梅窓院-キラー通り-熊野神社ときて、勢揃坂、竜岩寺ときました。松を支える束、掃除する寺男。北斎芸コマ。
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 赤坂見附交番あたり。弁慶橋越しに赤プリが見えた。その手前に溜池。
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 虎ノ門、葵坂周りを金毘羅さんの縁日と絡めて何枚も紹介して、真打ち北斎登場。やはり一味違う。
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 ホイッスラーまでネタを振って、一気に浅草へ。左手に浅草寺、右手になんとか。間を歩く人の列。吉原の遊郭から見下ろす富士山。屏風の裏が見えているので、そのむこうには。。。マコトに芸の細かい。みごとな語りでした。
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Posted by mizdesign at 2015年02月04日 23:05
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