2011年02月11日

●酒井抱一生誕250年 琳派芸術@出光美術館、琳派の華@畠山記念館

 今年は酒井抱一生誕250年。それを記念して、琳派の展覧会が続々と開催されます。大胆なデザイン性と華やかな装飾性を合わせ持つその美しさはとても魅力的。

 琳派芸術 第1部 煌めく金の世界@出光美術館
 1章 美麗の世界
 「宗達」という伝説でなく、俵屋という工房に焦点を当てる構成。1人の天才が時代を創るという見せ方よりも、時代背景をきちんと捉えて、その集大成としての天才の活躍という見せ方の方が腑に落ちます。

 2章 金屏風の世界
 伝俵屋宗達「月に秋草図屏風」。静かな夜、月光が満ちて金色に輝く草原。水平線を用いずに奥行を演出する構成力にゾクゾクしました。

 3章 光琳の絵画
 光琳は2年半前の大琳派展のときと作品が重複しているので、今回は脇役に見えました。

 4章 琳派の水墨画
 伝俵屋宗達「龍虎図」。一転してゆるい画風。しかもドラえもん顔の虎。硬軟使い分ける宗達の才気が光りました。あれ、結局主役は宗達か。

 第1部最終日直前に行ったので、けっこうな人出でしたが、それでもかなり満足できました。抱一がメインになる第2部も楽しみです。ポスターのカッコ良さは感動的。

 生誕250年 酒井抱一 -琳派の華- (前期)@畠山記念館
 酒井抱一「四季花木図屏風」。前景に四季の花、右奥に桜、左奥は余白。華やかな構図と彩り、地色を活かした桜の幹の描写に見蕩れました。
 酒井抱一「十二ヶ月花鳥図」。美しい花と鳥の取合せにウットリ。前期6点、後期6点の展示なので、後期も必見。

 壁一面を抱一で固め、対面は琳派大家の顔見せ。間に工芸をはさむ、手堅い構成。抱一、萌え燃え展示でした。

Posted by mizdesign at 2011年02月11日 21:07
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