2007年01月25日

●20年検査

 両親の家の20年検査に立ち会いました。私の大学入学と同時に竣工した家も早20年。月日が経つのは本当に早いです。

 シュミットハンマー検査。バネの力で金属棒が飛び出す器具を使って、基礎の反発力を測定し、基礎の強度を確認しています。
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 中性化検査。ドリルで基礎を掘削して、フェノールフタレイン液の反応で、基礎の中性化度を確認しています。当初はアルカリ性ですが、徐々に中性化、酸化が進みます。酸化が進むと内部の鉄筋の腐食による膨張が発生し、コンクリートのひび割れの原因になります。
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 屋根の登っての防水の確認。防水シートの収縮に伴い、シートを固定する金具が浮いて切れそうになっている部分があります。さらにその反動で凹部が出来て、水が溜まっている部分もあります。こちらは防水が切れる前に、早急に手を打つ必要があり。屋根工事の見積りをお願いしました。
houses_20070124-3.jpg

 基礎は強度、中性度ともに問題なしでした。最近は地震も多いので、基礎がしっかりしていることが確認できて一安心です。防水は20年でやりかえるのが目安なので、寿命どおりの働きといったところ。施工がちゃんとしていたことが確認できたのが収穫でした。

Posted by mizdesign at 2007年01月25日 00:28
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