2005年12月07日

●法起寺 1989

 法隆寺で有名な斑鳩には、斑鳩三塔と呼ばれる三つの塔があります。そのうちの一つ、法起寺の塔は現存最古の三重塔で、飛鳥様式を今に伝える貴重な遺構です。

 奈良に行った際に、早起きして斑鳩を散策しました。あいにくの濃霧で、お寺の前に立っても塔が見えずにびっくり。しばらく待っていると少しづつ霧が薄くなって塔と堂のシルエットが浮かびました。絵のような現実に「自然現象ってすごいな」と感動しました。日付は1989年12月23日。「建物」から「景観」へと興味が広がるきっかけとなりました。
ikaruga_19891223-01.jpg

Posted by mizdesign at 2005年12月07日 07:36
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コメント

アンダルシア地方をバスで移動しているとき、この景色をそのまま絵にすれば「油絵」になっちまう。と、思いました。
 日本画も同じですね。つまりは、こういう景色を見る努力をしていなかった。ということに気づかされました。
 ありがとうございます。

Posted by 佐藤K(KAZZ Satoh) at 2005年12月07日 11:11

佐藤K様>
 「自然は芸術を模倣する」という言葉を教わったときに、「観る眼」が大切だと思うようになりました。目の前にあっても見えなければないのと同じ。「発見」は天才の技なので、色々と見聞を広めて物知りになろうと思っています。

Posted by mizdesign at 2005年12月10日 09:15
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