2005年11月12日

●横浜トリエンナーレ2005

 昨日は「横浜トリエンナーレ2005」に出かけました。20人ほどの団体見学会(キュレーターとサポーターの案内付き)に参加したのですが、サポーターの方の手際の良いガイドのおかげで駆け足ながら満足のいく鑑賞が出来ました。滞在時間は3時間半ほどでした。
 展覧会の副題はアートサーカス[日常からの跳躍]です。若手建築家の方達が構成した会場内に様々な非日常的体験がひしめき、全体でお祭り空間を創っています。それらは全くのフィクションではなく、日常に通常と少し見方を変える装置を加えることで異化したモノがほとんどです。実際に体験することでその楽しさが伝わり、その先にあるモノを考えることで深みを増す、そういうタイプの展覧会だと思います。サーカスの名の通り、大人数で鑑賞した方が楽しめます。それと、できれば晴天の日が良いです。

 最寄駅の元町・中華街駅です。アートが駅構内まで進出しています。実はこのアートワークは・・・。近づくとちょっとびっくり。
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 山下公園にあるゲートです。コンテナとゲートの取り合わせという、おかしいはずなのに何故か違和感なく感じられて、日常が怪しくなっていきます。
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 ふ頭の先端の二つの倉庫がメイン会場になっており、その間の空間は「ナカニワ」と名付けられています。こういったケンチク用語の使い方もイマフウ。
 会場内は撮影禁止なので紹介できませんが、様々な趣向の展示が並んでいます。巨大サッカーゲーム、幻想的な音と光のショー、天地に聳える金の折鶴、光るブランコ等など。さらにアーティストの方が突発パフォーマンスもしていて、そのときそのときの面白さがあります。
 余談ですが、視点を右手上方に移すと超大型クレーンが聳えています。この存在感は強烈で、アートとは異なった非日常性に満ちています。
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 海に面した歩行空間は「ハトバ」と名付けられています。写真はそこに並ぶ屋外展示の一つです。中に入って海を眺めてみましょう。ユーラユーラ。
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 横浜といえば中華街です。会場は再入場ができるので、中華街でお腹一杯食べた後に再度「ナカニワ」でのライブイベントを観に戻りました。大人数で食べる中華は美味しいです。
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Posted by mizdesign at 15:28 | Comments [5] | Trackbacks [1]