2018年02月17日
●Dubai, Abu Dhabi 旅行記 その7 4日目後半 Sheikh Zayed bin Sultan al Nahyan Grand Mosque
再びTaxi で移動して、Sheikh Zayed bin Sultan al Nahyan Grand Mosque へ。費用はEmirates Palace Hotel からDh40 くらい。Abu Dhabi はTaxi が安いのは良いけれども、Taxi だと点と点を移動するだけになってしまい、自分のペースで都市を楽しむ余裕を持てないのが難。やはり、Metro の存在は大きい。
4本の尖塔と白い回廊で囲まれたモスクの巨大さに驚きつつ、駐車場でTaxi を降りて、入場口へ。男女別に分かれたゲートを潜って、手荷物検査を受けてモスクの構内へ。WiFi は持ち込めないので預かってもらう。
右手に回ると、正門前は記念撮影をする観光客で大賑わい。下駄箱に靴を置いて、正門から中へ。アラビア独特の玉ねぎ型アーチ越しに眺める礼拝堂が神々しい。日本だと四角い額縁で切り取るところを、玉ねぎ型アーチで型抜きするように見えるところが面白い。
白い回廊を歩いて礼拝堂へと進む。白地に金色のアクセントをつけた空間が美しい。観光客の大撮影大会が開催中。
装飾模様は全て色付き石の象嵌で表現されていて、建物全体が巨大な工芸品のような造り。とても美しい。どれほどの手間とお金がかかっているのか、ちょっと想像がつかない。
回廊から中庭を眺める。広大な中庭にも、装飾模様が描かれている。回廊で警備員が見張っていて、中庭は立ち入り禁止。
礼拝堂前で列が分かれて、礼拝者はより奥へ、観光客は外巻きに内部を見学。白壁に装飾、玉ねぎ型アーチの開口、巨大なシャンデリアの組合せが美しい。
内部床には世界一大きなペルシャ絨毯が敷いていあり、柔らかい。絨毯の装飾、柱、ドーム天井、壁面から射す光を創り出す空間が美しい。観光客はかなり遠巻きに設けられた見学ルートに沿って移動。礼拝者だけが礼拝スペースに立ち入れる。信仰と観光を両立するための、最小限の線引き。
礼拝堂内の巨大なシャンデリアはスワロフスキー製だそうで、観光客が何かに憑かれたように写真を撮りまくる。
ちょうど夕暮れ時で、白いモスクが赤く染まる様は、とても神秘的。ちょっとこの世のものとは思えないくらいに美しい。
Taxi でThe Ritz-Carlton Abu Dhabi, Grand Canal に戻る。費用はDh12 (Taxi の最低料金)。少し館内を散歩してから、プールに面した屋外スペースでビュッフェスタイルの夕食をとる。Dh245。さすがリッツカールトン、ビュッフェでもかなりお高い。
Villa に戻る途中、ライトアップされたモスクの夜景が見える。
●Dubai, Abu Dhabi 旅行記 その6 4日目前半 Abu Dhabi Emirates Palace Hotel
Sofitel Dubai Downtown 2日目の朝食ビュッフェ。Metro Station 至近の快適な都市型滞在に別れを告げて、今日はAbu Dhabi へ移動。2時間程度の乗車となる長距離バスにはトイレがないとのことなので、朝食は軽めにすませる。
Sofitel Dubai Downtown 客室からの眺め。右手の新築超高層ビルに遮られて、Burj Kharifa への眺望は7割方失われた感じ。地上面に浮いているチューブがMetro Station からDubai Mall へと続く空中歩廊、画面中央の超高層がThe Address。その左下手のコの字型配置の中層ビル群がEmaar Square とBoulevard Plaza。右奥がDubai Mall。夏は50℃を超すこともあり、地上は人が歩くようには計画されておらず、主要歩行路は全て屋内。砂漠に広がる不思議な都市の光景。
チェックアウトが行列で意外と時間がかかったので、Abu Dhabi 行きの最短経路をGoogle Map で検索。前日に下見したAl Ghubaiba Station からバスに乗るよりも、Ibn Battuta Station から乗った方が早いと出たので、経路変更。ところが、いざ向かってみるとJumeirah Lake Towers Station とIbn Battuta Station 間が工事中で、Metro は不通。両駅間を結ぶ無料シャトルバルが出ているものの、時間的な優位性はかなり損なわれる。そういえば、空港でそんな張り紙があったなあと思い至るも、その時はまさかこんなにMetro を活用するとは思わず、他人事と見流しておりました。Google は便利だけれども、万能じゃない。
Dubai-Abu Dhabi 間の直通バスはDh25 (約750円)、タクシーがDh200~ (約6,000円)なので、移動はやはりバス。Ibn Battuta からだと1時間半程度でAl Wahda Bus Station に到着。正面にAl Wahda Mall があるので、お土産用のアラブ産日用品を調達。
Abu Dhabi はMetro がないので、ここから先の移動は全てTaxi を使う。バスもあるけれども、時間が惜しいのと、自分の位置を常に確認する必要があるので、WiFi環境の弱いアラブではパスすることに。また、基本的に歩きでの移動は考えない。 治安は良いけれども、何が起こるか分からないので、リスクは最小限に。
まずはTaxi で今夜の宿泊地The Ritz-Carlton Abu Dhabi, Grand Canal に移動してチェックイン。Sheikh Zayed Bin Sultan Al Nahyan Mosque に近いので便利かと思い、予約してみたけれども、実際には道路がグルグル蛇行するので意外と距離がある。 ちょっと思惑とはずれる。
広い敷地内には、プールを取り囲むように高層棟が建ち、その中央棟にレセプションとロビーがある。それらの外周にVenetian Villa が配され、プールはCanal に面したビーチへと連続する。豊かな緑に囲まれ、砂漠であることを全く感じさせない、人工のサンクチュアリ。
Reception でチェックインした後、滞在先のVilla まで、スーツケースと一緒にカートで運んでもらう。直線距離は短いけれども高低差があるので、大きく迂回しながらゆっくりと進む。プールやビーチで寛いでいる人もけっこういて、ホテルでゆっくり過ごす日を入れておけば良かったかなと思う。
Villa の内部は広々としていて、写真左手にソファと書斎デスクがある。簡単なダイニングテーブルもあり、リゾートステイ用にゆったりとした作り。
ホテルからTaxi で30分ほどで、Emirates Palace Hotel に到着。費用はDh50くらい。建物には宿泊か飲食の予約がないと入れないらしいので、Dubai 到着後にLe Cafe に予約メールを送った。返事は「当日はLe Cafe は予約でいっぱいだけれども、噴水そばに屋外カフェをオープンしてるから、そちらは先着順で受付しています。」という返事だった。予約の有無を聞かれたら、「屋外カフェに行きます」と答えようと思っていたけれども、実際にはゲートで特に何も聞かれずに通過。春節前で中国人が多いので、アジア系の人はいちいち確認しないのだろうか。
振り返ると、Jumeirah At Ethihad Towers が建ち並ぶ。建物形状は独特で存在感があるけれども、棟同士が有機的に連結して、人が活動する面的な広がりを生む都市空間としての魅力は感じられない。この点はDubai の方が一歩先んじている。
ロビーの5層吹抜空間を見上げる。金色の空間に、中国の春節を祝う赤いインスタレーション。ロビーで寛ぐ人たちも中国系の人が多い。中国の勢いを感じる。
奥に進んでLe Cafe の様子を見てみる。やはり満席。
地階の中華レストランも春節モード。
屋外に戻って、Le Cafe By The Fountain で休憩。Emirates Palace Cappuccino とBlueberry Cheese Cake をオーダー。Dh44+Dh76で合計Dh120。ここまで来たら、当然頼むよねという感じ。噴水で空気が冷やされて、意外と涼しくて快適。冬の季節は屋外も気持ち良い。
金粉カプチーノ。ああ、Abu Dhabi に来たなと思うひととき。