2005年11月05日

●旧吉田邸 in 花野井

 今週後半は晴天続きで、秋の行楽シーズン真っ盛りです。今日は柏市花野井にある旧吉田邸に出かけました。建物は江戸時代末期に建てられた名主の屋敷だそうで、約20,000平方メートルの敷地とともに昨年の11月に市に寄贈されました。現在は「歴史と文化の拠点」として平成19年度の一般公開に向けて整備中ですが、柏市・沼南町合併記念事業の一環として11/3-5の3日間特別公開されました。

 道路からの眺めです。手前の芝生も敷地です。左側の茅葺きの大屋根が母屋、その右が蔵、更に右が長屋門です。母屋の手前に洋風の屋根が見えますが、こちらは現在も住まいとして使われています。その奥、母屋の右手には書院があります。
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 母屋の右半分である居間を正面から見ています。奥に見えるのは仏間です。母屋の左半分は土間になっています。長屋門をくぐると居間が正面に来るのですが、来客用の大玄関を兼ねているのでしょう。庭に対して大きく開いた、日本家屋らしいつくりです。
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 母屋の右手にある書院を、表庭園から見ています。左側で琴の演奏、右側で茶席が設けられています。庭園に琴の音色が流れ出て、雅やかな雰囲気が漂っていました。
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 書院の廊下です。左手が琴を演奏している間、右手が表庭園です。引戸と大きな庇で内外を一体化する、日本家屋の特徴的な空間です。
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 裏庭園です。左側が書院の裏側、右側は比較的新しい建物だそうです。空に聳える大木が年月を物語ります。
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 歴史と文化を堪能できる充実した一時でした。再来年の一般公開がとても楽しみです。駐車場やトイレの整備等課題もあるそうですが、貴重な文化遺産の有効活用に向けて頑張ってもらいたいです。それと周辺は閑静な住宅地なので、観光地化することで軋轢が生じないよう配慮も必要でしょう。来客数の制限といったルール作りも必要かと思います。

Posted by mizdesign at 2005年11月05日 20:46
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コメント

あ、水上さん、行かれましたね。良かったですね。(*^_^*)
わたしも行ってきました。きれいな土間があって、大きな作りつけの仏壇があって、茶室や琴の間があって、庭がしつらえられていて、
ここに去年まで住まれていた方があるとは、うらやましい限り。
懐かしい趣の蔵には紙張りの麻入れの籠があったり、小さな3畳の出っ張り部屋(なんて名前で呼んでたかな。たしか商売で窓口みたいに使われて
いたらしい)もキュートだったり、ろうかの眺めも素敵でした。
(ちょっと意外だったのは、旦那様の書斎が、いちばん湿気の強い場所だったこと。たぶん防犯上の理由で奥まったところに作ったのでしょうけど。
あまり長居しなかったのかな?)
太くて美しい木をふんだんに使っていて、ああいった家はもう建てられないだろうなと思います。
長く生きてきた美しいものは大切にしたいですね。

Posted by M@Kashiwa at 2005年11月11日 17:35

M@Kashiwa様>
 おかげさまでなんとか滑り込みで観ることが出来ました。
 近隣では吉田御殿と呼ばれていたそうで、当時でも建てるのは相当な財力を要したでしょう。とはいえ全国に視点を広げればこれ以上の例はいくらでもあるので、必要以上に神格化するのもどうかと思います。
 東葛の貴重な文化財として、拠点整備に期待しています。

Posted by mizdesign at 2005年11月12日 17:34
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