2005年08月14日

●フローリング

 建築素材の五回目です。(一回目二回目三回目四回目)
 床材は毎日足が触れる一番身近な建築素材なので、肌に触れて心地良い素材を選ぶことが大切です。中でもフローリングは無垢材の選択肢が増えてきたこともあって、選びがいのある素材です。ポイントは木目や色味といった素材の特徴、寒暖湿による収縮の度合い、表面の仕上塗装、材寸、価格の五つです。
 無垢材の使用を検討する場合は二番目の収縮に関する理解が大切です。基本的に無垢材は積層材に比べて収縮しやすいので、季節毎に床が微妙に動きます。リビング等で床暖房と組み合せて使う場合は、表と裏でも収縮量が異なるので反りへの配慮も必要です。施工に際してはメーカーから情報を集め、工務店と施工法をしっかりと検討します。私のお薦めは、ある程度割り切って、無垢材の温かみや素材感の感じられる材を使用することです。無垢材を使いたいが収縮は気になる場合は、幅を狭く厚みを薄く抑えて収縮量を小さくした材、ウレタン塗装重ね塗りで吸気性を抑えた材もあります。割高になりますが、含水量を抑えて床暖対応をうたうたうモノもあります。積層材の使用を検討しても良いでしょう。

 左から北欧パイン、オーストラリア桧、クリスタルメープル、カバ、カリンのサンプルです。木目、色、寸法、価格等各種あります。カフェのようなオシャレな空間ならクリスタルメープル、ラフな感じの明るい空間なら北欧パイン、ちょっと床を落ち着けたければカバやオーストラリア桧、床を引き締めたければカリンといった感じでしょうか。一般的には、材寸が大きくなるほど、また柔らかいめな材ほど収縮も大きくなります。
material_20050814-1.jpg

 サンプルを斜めから見たところです。断面に年輪が見えます。仕上がると見えなくなりますが、その厚みがもたらす心地良さは何物にもかえがたいです。
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Posted by mizdesign at 2005年08月14日 08:19
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