2005年07月15日

●暮らし方と平面計画

 本日は「BOA/BABB. Session01 2nd.」の当日です。今回はメインテーマである「集まって住む」ことと、住宅の自由さについて考えたいと思います。
 住宅の形として一番多いのは、四角い箱を敷地にポンと置く形だと思います。これは外壁面積の最小化、架構の単純化、配管の短縮化、動線のコンパクト化といった面で理に適っており、ローコスト化の面でも有利です。しかし絶対ではありません。「中庭を眺めて暮らしたい」から考えると、中庭を囲む平面の方が良いです。「2世帯で適度な距離を置いて暮らしたい」から考えると、外部空間を挟んで2つの箱を並べる方が良いです。「趣味の映画鑑賞を大音量で楽しみたい」から考えると、趣味室は別棟で独立させたいところです。「どんなふうに暮らしたいか」から始めると家の形は色々です。このことを知った上で、敷地や予算等の計画条件とバランスをとりながら内容を詰めていくのがベストだと思っています。
 そんなことをタネにして、イロイロと話すことを楽しみたいと思います。

 最近考えた住宅の検討案です。路地をはさんで2世帯が向かいあい、道路側に防音仕様の趣味小屋を置いて目隠しにしています。
house_20050715-1.jpg

Posted by mizdesign at 2005年07月15日 06:10
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