2007年12月11日
●首里城
「斎場御嶽」の次は琉球王家の居城「首里城」へ。守礼門前の人出の多さは、さすが沖縄随一の観光名所。建物は先の大戦で消失しましたが、広く復元されていて、往時の面影をよく再現しています。中でも雄大な石積みの城(ぐすく)は迫力十分で見応えあります。
琉球石灰岩積みの壁、床、その向こうに「瑞泉門」。
うねる城(ぐすく)が作り出す不整形に連続する屋外空間。それを囲む緑、その向こうに街、そして海。ダイナミックに融合する自然と人工の造形美。
今年公開された「鎖之間」にて一休み。お茶とお菓子で300円。お菓子は左から「花ぼうる」、その下に隠れて「ちんるいこう」、右に行って1/4にカットされた「くんぺん」、おなじみ「ちんすこう」。お茶は「さんぴん茶」。
同じく今年公開された「書院」。国王が日常の執務を行った建物だそうです。けっこう質素なつくりです。
首里城正殿二階「大庫理(うふぐい)」。国王と親族、女官らが儀式を執り行う場。黒地の赤の派手な色彩の空間。中央が国王の椅子。ちょっと誇張しすぎな気もしますが、沖縄の風土なら本当にこんな感じだったかもと思わせます。
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首里城懐かしいですね。もう十何年も前に一度行きました。あの朱色と空の鮮やかな対比がまだ目に焼き付いています。石畳や塀も力強いですね。
さんぴん茶はどんなお味でしょう。ちんすこうと一緒となるとやはりさっぱりした感じなのでしょうか。
はろるど様>
こんばんは。
はろるどさんも行かれてたんですか!
あの「赤」は鮮烈すぎて生活空間には不向きと思えるのですが、解説には資料に忠実に再現とありますね。
鎖之間でお茶菓子がいただけるのは良かったです。さんぴん茶はちょっとしつこい味です。沖縄のスーパーでは一番シェアがあるので数日続けて飲みましたが、今は緑茶です。ちんすこうも、ちょっと口の中に残る粉っぽさがありますね。そこが美味しいわけですが。