2008年03月02日
●打合せとオープンハウスと燃料電池
金曜日はファサードの打合せ、土曜日は照明の打合せで、連日都内へ。それぞれ最先端な話が聞けて刺激的。新しい情報、技術を、自分の仕事のフレームの中に落とし込める人の話は面白い。
その後は、知り合いの方のオープンハウスへ。横長敷地に中庭を囲むようにコの字型の木造二階建て建物を配した計画。1階に親世帯、2階に子世帯が住む、水平分離の2世帯住宅。玄関と浴室が共有。道路からスロープで中庭へと至り、スコノ床で内外の段差をなくしたバリアフリー計画。素直な平面、断面計画で住みやすそうな家。

特徴その1。階段を上がると音楽室。防音を施した壁と二重サッシ、厚い鉄扉とグレモンハンドルで包まれた空間。と同時に、子供部屋を兼ねる。子供たちがピアノを鳴らし、ロフトへの階段を駆け上がり、疾走する。200%彼らの空間。
そして飛び跳ねる。さすがの防音仕様も階下への振動は防げませんが、孫の音が聞こえるのも良しという理解だそうです。

特徴その2。燃料電池。東京ガスがモニター検証中の「家庭用燃料電池ライフエル」。銀色の二つの箱の中に納まっています。手前がシステム、奥が貯湯タンク。導入費用100万、発電能力1kwとのことで、家庭内の電力需要を賄うにはまだまだパワー不足。同じ費用、大きさで、3倍の能力が備われば一気に普及しそう。エネルギーロスがないという点では、理想のシステム。
ライバルである太陽熱発電+オール電化についてのエントリーはこちら。電力会社vsガス会社の対決で、技術は日進月歩しています。
2006年10月22日
●太陽光発電とオール電化
オール電化講習会の際に聞いた、太陽光発電とオール電化に関する費用の試算メモです。メーカー(SHARP)の方の話なので、その点を踏まえてご参考下さい。SHARPは国内で50%、世界で25%のシェアを持つそうです。
電気、ガスを普通に使う家庭の光熱費を20,000円/月(電気12,000円+ガス8,000円)と想定します。ガス代のうちおよそ8割が風呂の湯沸しです。
現在の東京電力の価格体系は通常(従量電灯契約)の場合、電気を使うほど単価が高くなる設定になっています。一般的な場合、第1段階(最初の120kwまで)15.29円(税抜)/kwh、第2段階(120kwを超えて300kwhまで)20.04円(税抜)/kwh、第3段階(上記超過分)21.25円(税抜)/kwhとなります。この他に基本料金、燃料調節費が加算されます。
まず太陽光発電によるメリットです。1.太陽光発電(4kwシステム)による電気の自給及び売電 90,000円/年。2.前章第3段階費用の削減 20,000円/年。3.電気契約の変更(従量から時間帯別へ)による削減 25,000円/年。4.節約意識(売電の収入は東電から振り込まれることに伴う)による削減 12,000円/年。合計147,000円/年(12,249円/月)で、ほぼ通常の電気代を相殺します。時間帯別電灯契約とは、昼間は割高(太陽光発電で通常電気使用量は大幅減)、夜間は割安に設定した料金プランです。
次いでオール電化(エコキュート)によるメリットです。1.発熱効率が良いので、1/6程度の費用でお風呂が沸かせる。2.I.H.の熱効率が良いので、2~3割の削減効果が見込める。合わせて7,000円/月程度の費用削減効果と試算します。
導入費用はかかりますが、ランニング面ではおよそ2万円/月(12,249+7,000)の削減効果が見込めます。さらに3.0kw以上のシステムの場合、公庫の割増融資制度があります。システムの目安は70万円/kwで、4.0kwのシステムの場合だとシステム+オール電化-ガス機器でおおよそ300万円の導入費用となります。自治体によっては若干の補助金制度がある場合もあります。
耐用年数は、インバーター部分が15年、電池本体は基本的にメンテナンスフリーで30年くらいが一応の目安になります。
以上がメーカーの方の説明です。単純計算だと300/24=12.5年で導入費用とランニングコスト削減分が相殺となりますが、実際には機器の損耗等があるので15年でトントンと考えた方が良さそうです。太陽エネルギーの活用で地球環境に貢献しつつ、費用面でも(長い目で見て)持ち出しにならずに済むわけです。
試算の内訳を見れば分かる通り、この収支は東電の電気料金設定に大きく依存しています。ここが変わってしまうと成り立たないのですが、彼らにとっても太陽光発電及びオール電化の普及は大きな柱なので、大きく変えることは考え難いです。ちなみに現在の普及率は1%程度だそうです。
お年寄りが昼間も家にいる場合、昼間が割高の料金プランはメリットがないのではとの質問が出ました。テレビはたいしたことないが、エアコンをずっと使うとメリットは薄れるとの回答でした。ただし、削減効果の数値は多くのサンプルを平均したものなので、試算以上の効果が上がる場合もあるとのことです。通風や庇の工夫で、エアコンに依存しない計画との併用が効果的です。
2006年10月05日
●ガラス その2
大き目のサンプルが来たので、更に検討を進めているところです。
右側の方が表情が柔らかくて良さそう?

2006年09月29日
●ガラス
内装の仕事で、様々な素材感のあるガラスを集めて検討しています。ガラスの透明性は活かしつつも、ツルリとした質感を変えて、印象的な雰囲気を形成するのが狙いです。
ガラスの表面をエッチング処理するタペストリーガラス、別素材を挟み込む合わせガラス等など、技法もバリエーションも様々なものがあります。
見た目も綺麗なので、並べていて楽しいです。

2006年09月16日
●オール電化講習会
千葉県建築士会柏支部主催のオール電化講習会に参加しました。I.H.クッキングヒーターとオール電化は、住宅を建てようと検討される方にとって気になるキーワードの一つです。しかし、技術革新の速さと、電力会社vsガス会社のキャンペーン合戦のエスカレートで、言葉が独り歩きしている感じがあります。そこで、専門的かつ客観的な視点から、オール電化のメリット・デメリットを把握しようというわけです。
講習は三部に分かれていて、オール電化の説明、太陽光発電の説明、I.H.体験及び試食会となっています。充実したパンフレットと専門の方による説明は、それぞれのメリットを手際良く紹介していきます。また、質疑ではデメリットに関してもかなりつっこんだ話が伺えました。
オール電化関連で目新しかったのは、電磁波に関する資料でした。その影響についてはまだまだ研究中ですが、I.H.クッキングヒーターと他の電化製品で発生する磁界の強さを比較し、WHOの見解に基づく人体への影響の有無を記述することで、かなり客観的な視点が得られます。詳しくはこちらをご覧下さい。
太陽光発電の話は、深夜電力割引プランとオール電化の活用で、ほぼ年間の光熱費相当額の節約が可能という話でした。数字の組み立てがパズルのようで面白いのですが、実質的には電力需要の拡大なので、地球環境への配慮という視点からは?です。でも、導入費用がもう少し下がってくれば、検討する価値は充分あると思います。
I.H.体験及び試食会は楽しかったです。調理器具ですから、理屈をこねるより使ってみるのが一番です。湯沸し、焼き魚、揚げ物、スクランブルエッグ、餃子と一通り試食して思ったのは、正しい使い方をすれば充分に美味しく仕上がるレベルに達しているということ。ガスかI.H.か迷った場合は、実際に使った上で検討することが大切だと思います。ショールームでは定期的に調理教室が開催されているそうです。
メーカーの宣伝ばかりかと思ったら、意外と面白かったです。

2006年07月16日
●プレカットと金物
プレカット工場の見学会に参加しました。木造住宅というと現場で大工さんが作るという印象が強いかもしれませんが、実際にはプレカット工場で柱や梁の加工を済ませて、現場では組み立てのみを行う場合がほとんどです。精度の高い仕事を早く行えることと、現場作業の短縮によるコストダウンが図れることがその理由です。
木材がベルトコンベアで送られ、自動的に仕分けられ、加工ラインに流れていきます。写真中央のタワーが、木を自動的に仕分ける装置。10棟分を平行して処理できるそうです。この装置の導入で工場内をフォークリフトで走りまわる必要がなくなったそうで、工場内は広々としています。

柱梁等の接合部加工用カッター。ズシリと重いです。切れ味を維持するために、二日に一度交換するそうです。

今回のもう一つの目的は、金物工法と在来工法の比較です。実際の柱梁接合部のカットサンプルを見ながら説明を聞きました。左からクレテック金物工法、HS金物工法、在来工法です。在来の場合、接合のためにかなり大きな切り欠き(断面欠損といいます)が必要になります。それを踏まえて強度が定められているとはいえ、欠損は少ないに越したことはありません。この点を改善するのが金物工法です。金物の取付まで工場で行うので、接合精度の向上と現場作業のいっそうの短縮にもなります。写真の二つは現在のシェア一位と二位だそうです。この工場の場合、他にも二種の金物に対応しているそうです。
金物工法はコスト面ではまだ在来よりも若干高くつく印象ですが、高い信頼性が得られることは間違いありません。どの工法が最適かを比較検討する上で、有意義な時間でした。

2006年07月10日
●アルミサッシ
アルミサッシは軽く丈夫で気密性優れ、規格材であればコスト的にも非常に安価です。また防犯ガラスや樹脂枠と組み合わせることで、防犯性や断熱性を向上させることもできます。こういった機能面に加えて、建物全体の素材・色彩面での検討も大切です。
サッシ枠の色は昔は素材そのままの色に近いシルバー色が一般的でしたが、住宅サッシにおいてはほとんど姿を消しています。現在は黒、ダークブラウン、ライトブラウン、グレイ、白の5色のラインナップが主流ですが、なかでもグレイの需要が伸びているそうです。設計事務所の視点から見ると、木や金属の自然な質感が感じられる外装材を用いますので、グレイはそれらと馴染みが良くて重宝します。その需要が伸びているということは、私たちだけでなくハウスメーカーのお客さんも含めてそういった好みへとシフトしているのでしょうか。ただ、できるならば素材そのままに近いシルバー色の方がなお良いと思っています。
各社のサンプルを並べたところ。基本構成は同じですが、名称、質感が異なります。グレイであれば、シャンパングレイ、シャイングレー、プラチナステン、CBステンというふうに。

2006年07月07日
●改良木造軸組工法
木造には大きく分けて三つの工法があります。1.軸組工法、2.枠組壁(ツーバイフォー)工法、3.木質プレハブ工法です。軸組工法は柱、梁、土台といった軸材で構成し、筋交い等の斜め材を入れて地震力を支える工法です。間取りの自由度の高さが特徴です。枠組壁工法は枠材と合板等の面材を組み合わせた耐力壁で全ての加重を支える工法です。枠材に2"x4"材を用いるものをツーバイフォー工法と呼びます。面で構成するので耐震性に優れている反面、間取りが制限されます。木質プレハブ工法は工場生産のパネル材を用いる工法です。
最近では軸組工法をベースに、他工法の利点も取り入れた改良軸組工法が増えています。特徴は、材と材の接合に金物を用いることで耐震性を高め、木材のプレカット化で現場作業を短縮しつつ、品質のバラつきを解消すること。この趣旨のもと、金物の種類と独自の断熱材や外装材を組み合わることで非常に多くの工法があります。
ではどの工法を採用するのがベストか?ポイントは三つあります。1.品質管理の確実さ、2.プランや形状への追従性、3.コスト。1.は金物の取り付け部分までプレカット化するかどうかと、金物を取り付けるためにどの程度軸材を削る必要があるかで判断が分かれます。2.は計画内容が固まった段階でメーカーと相談しつつ判断することになります。3.はプレカット加工増加によるコストアップと現場作業削減によるコストダウンのプラスマイナスを踏まえて判断することになります。結論はケースバイケースですが、意外とコスト差が開くことがあるので、工法選択は大切です。
2005年08月17日
●浴室タイル
建築素材の六回目です。(一回目、二回目、三回目、四回目、五回目)
最近は戸建て住宅でもユニットバスを使うことが多くなってきました。価格が抑えられてメンテナンスも容易、さらに施工も簡単です。デザイン的なバリエーションも増えてきました。でもゆったりと時間を過ごす場所を作るという点から考えると、従来の浴槽を置いてタイルを貼る方式に軍配が上がります。
タイルメーカーも、微細な気泡を封入したり、仕上面を工夫したりして足裏の感触を良くする工夫を凝らしています。また浴室床に貼れるコルクタイルもあります。
写真は白系で統一した浴室を検討したときのサンプルです。右四枚が床タイル、左二枚が洗面脱衣室の床材、床タイルの上の小さいのが浴槽材です。タイルのうち右下をのぞく三枚は、並べると微妙な違いが分かりますが、単独で見ればどれも白です。本当の白はそれほど気持ちの良い色ではないので、通常は微妙に色を付けます。足元なのでちょっと色が付いていた方が安心かもというわけで右下の薄茶色タイルも検討しています。空間のイメージから始めて、実用面も踏まえて検討をした上で最終的に決定します。洗面脱衣室は、居室のフローリングから浴室の白へとつながる空間なので、クリーム系の中間トーンにしています。

表面のアップです。少し凹凸がつけてあります。水に濡れる床なので、滑りにくさも大切な判断基準です。右の二つが浴槽サンプルですが、下の透明感のある高級品よりも、上のシンプルに白い汎用品の方が「白い空間」にマッチします。メーカーから見るとちょっと困った逆転現象です。

2005年08月14日
●フローリング
建築素材の五回目です。(一回目、二回目、三回目、四回目)
床材は毎日足が触れる一番身近な建築素材なので、肌に触れて心地良い素材を選ぶことが大切です。中でもフローリングは無垢材の選択肢が増えてきたこともあって、選びがいのある素材です。ポイントは木目や色味といった素材の特徴、寒暖湿による収縮の度合い、表面の仕上塗装、材寸、価格の五つです。
無垢材の使用を検討する場合は二番目の収縮に関する理解が大切です。基本的に無垢材は積層材に比べて収縮しやすいので、季節毎に床が微妙に動きます。リビング等で床暖房と組み合せて使う場合は、表と裏でも収縮量が異なるので反りへの配慮も必要です。施工に際してはメーカーから情報を集め、工務店と施工法をしっかりと検討します。私のお薦めは、ある程度割り切って、無垢材の温かみや素材感の感じられる材を使用することです。無垢材を使いたいが収縮は気になる場合は、幅を狭く厚みを薄く抑えて収縮量を小さくした材、ウレタン塗装重ね塗りで吸気性を抑えた材もあります。割高になりますが、含水量を抑えて床暖対応をうたうたうモノもあります。積層材の使用を検討しても良いでしょう。
左から北欧パイン、オーストラリア桧、クリスタルメープル、カバ、カリンのサンプルです。木目、色、寸法、価格等各種あります。カフェのようなオシャレな空間ならクリスタルメープル、ラフな感じの明るい空間なら北欧パイン、ちょっと床を落ち着けたければカバやオーストラリア桧、床を引き締めたければカリンといった感じでしょうか。一般的には、材寸が大きくなるほど、また柔らかいめな材ほど収縮も大きくなります。

サンプルを斜めから見たところです。断面に年輪が見えます。仕上がると見えなくなりますが、その厚みがもたらす心地良さは何物にもかえがたいです。

2005年08月10日
●金属系外装材
建築素材の四回目です。(一回目、二回目、三回目)
住宅用金属系外装材として一番有名なのはガルバリウム鋼板でしょう。アルミと亜鉛の合金で、耐久性に優れたコストパフォーマンスの高い素材です。素材自体は以前からありましたが、無塗装品をそのまま使ったデザインで飛躍的に知名度が上がりました。素材感をそのまま表す素直さが、シンプルかつ自由度の高い空間とマッチするのでしょう。
右がガルバリウム鋼板素地、左上が塗装品です。折り方に色々なパターンがありますが、最近は角波という角を出す折り方が主流でしょうか。左下はアルミパネルにフッ素塗装を施した外装材です。塗装で金属や大理石の質感を再現しており高級感がありますが、単価が高めでなかなか使う機会がありません。

クローズアップです。左側のガルバ素地材には亜鉛結晶による細かなパターンがあります。上の塗装品は断熱材が裏打ちしてあります。駐車場等であれば、柱にそのまま貼ることで施工手間を減らしかつある程度の断熱性能も期待できます。付加価値の分、価格も少し高めです。

2005年08月08日
●杉板 (外装用)
建築素材の三回目です。(一回目、二回目)
外装材は建物を護る鎧であると同時に、外部空間を性格づける仕上材でもあります。その選定は耐久性や耐候性といった性能、金属や木といった素材、そしてコスト面を合わせて検討することが大切です。
写真は外装用杉板の塗装サンプルを並べたところです。木材ならではの柔らかく温かみのある質感が魅力です。自然素材なので素材の色味にバラツキがあることと、経年変化で仕上の色味が変化するため、念入りに検討します。左下の三つのピースは別社のサンプルで、特殊な薬品を注入することで素材の防火性能を高めたモノです。性能が高い分単価も上がるので、ケースバイケースで最適な素材を選びます。

仕上塗装はオスモカラーのワンコートオンリーを使っています。自然の植物油と植物ワックスをベースにした無公害塗料です。左がメーカーの塗装サンプル、右が実際に使う素材に塗った塗装サンプルです。メーカーサンプル右側真中の色と、実サンプル左下の色が同じ色です。素材の色に大きく左右されることが分かります。

2005年08月02日
●エコクロス
建築素材の紹介の二回目です。(一回目)
エコクロスは天然素材を原料とした壁紙です。通常はこの上に塗装を施します。化学物質を用いていない安心感、塗り重ねできる経済性、自然へと帰るリサイクル性等が評価されて人気が高まっています。費用面では、塗装仕上げが必要な分、通常のクロスよりも割高になります。クロスを1とすると、エコクロス+塗装が2、珪藻土が3というのが大まかな目安です。
写真はルナファーザー社のチップスシリーズです。左下がクロス素地、背景が塗装仕上済です。85%以上の再生紙を使っているエコロジーへの配慮と、適度な立体パターンが心地良い空間を作ります。

同じくルナファーザー社のフリーズシリーズです。こちらはより人工的なパターンとなっています。子供部屋等にアクセント的に使うならありかなと思いますが、全面的に使うならチップスシリーズの方が落着きがあって良いかなと思います。

2005年08月01日
●珪藻土
手元のサンプル整理を兼ねて、建築素材を紹介します。
珪藻土は壁、天井の仕上材として人気の高い素材です。調湿、脱臭等の機能、自然素材であること、味わいのある質感等がその理由です。費用面では通常のクロスやペンキ塗りに比べるとかなり割高になりますが、落着きのある雰囲気、梅雨でもべたつかない室内等、心地良さも格別です。
珪藻土というのは植物性プランクトンが堆積したもので、その超多孔質構造が効果の秘密です。ただそれだけでは固まらないので、商品として売っているものには混ぜ物がしてあります。ここにメーカーごとの個性が現れます。全て自然素材にこだわるところ、ひび割れをいかに防ぐかに腐心するところ、塗りやすさと価格を優先するところ等。実際に使用する際には、組成、実績等も踏まえて選んだ方が良いです。
珪藻土の色及び仕上バリエーションです。LDKへの使用検討だったので、白っぽい色のみサンプルを取寄せました。中段の三色が標準色、上段は中央の色と同色で仕上違い、下段は中段の左二つの間の特注色です。最終的には現場に置いてみて決めました。

同色の仕上違いのアップです。コテで表情をつけられるのが魅力ですが、洋室であればフラット仕上(左下)が落ち着いて良いかと思います。


