2007年12月19日
●東京藝術大学 大学院美術科博士審査展@東京藝術大学美術館
東京藝術大学美術館で開催された「東京藝術大学 大学院美術研究科博士審査展」を観ました。こちらで知ってチェックしておりました。博士審査が展示になるとは、さすが藝大!というミーハーな興味で観に行ったのですが、内容もバリエーションに富んでいます。学科名と展示作品のギャップを眺めながら歩くのが楽しいです。
3階の展示。田口和奈「その中にある写真」。人物写真が並んでいて、ここ油絵学科?というギャップと、引き込まれるような表情に見入ってしまいます。張利「RESEPTUREシリーズ」。外面と内面を極端に切替えたファニチャーデザイン(?)にも見えます。触りたい欲求に駆られる、感覚に訴えるサーフェス。石川直樹「ARCHIPELAGO 群島」。南の島に行って、溶け込んで、島々を巡る巡礼記?。こちらは先端。仕事の都合で南に通っているので興味深いです。
B1階の展示。保存修復のブースが妙に楽しい。鈴鴨富士子「油絵修復における補彩絵具の保存性に関する研究」のズラリと並ぶ色サンプル。菊池正敏「「秋篠寺乾漆心木」現状模刻及び復元考察」の仏様の製作過程の再現。古代の謎を解き明かすような研究の数々は、これも藝術だなと改めて納得。

