2006年09月16日

●オール電化講習会

 千葉県建築士会柏支部主催のオール電化講習会に参加しました。I.H.クッキングヒーターとオール電化は、住宅を建てようと検討される方にとって気になるキーワードの一つです。しかし、技術革新の速さと、電力会社vsガス会社のキャンペーン合戦のエスカレートで、言葉が独り歩きしている感じがあります。そこで、専門的かつ客観的な視点から、オール電化のメリット・デメリットを把握しようというわけです。

 講習は三部に分かれていて、オール電化の説明、太陽光発電の説明、I.H.体験及び試食会となっています。充実したパンフレットと専門の方による説明は、それぞれのメリットを手際良く紹介していきます。また、質疑ではデメリットに関してもかなりつっこんだ話が伺えました。

 オール電化関連で目新しかったのは、電磁波に関する資料でした。その影響についてはまだまだ研究中ですが、I.H.クッキングヒーターと他の電化製品で発生する磁界の強さを比較し、WHOの見解に基づく人体への影響の有無を記述することで、かなり客観的な視点が得られます。詳しくはこちらをご覧下さい。

 太陽光発電の話は、深夜電力割引プランとオール電化の活用で、ほぼ年間の光熱費相当額の節約が可能という話でした。数字の組み立てがパズルのようで面白いのですが、実質的には電力需要の拡大なので、地球環境への配慮という視点からは?です。でも、導入費用がもう少し下がってくれば、検討する価値は充分あると思います。

 I.H.体験及び試食会は楽しかったです。調理器具ですから、理屈をこねるより使ってみるのが一番です。湯沸し、焼き魚、揚げ物、スクランブルエッグ、餃子と一通り試食して思ったのは、正しい使い方をすれば充分に美味しく仕上がるレベルに達しているということ。ガスかI.H.か迷った場合は、実際に使った上で検討することが大切だと思います。ショールームでは定期的に調理教室が開催されているそうです。

 メーカーの宣伝ばかりかと思ったら、意外と面白かったです。
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Posted by mizdesign at 2006年09月16日 19:07
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コメント

分かりやすく解説していただきありがとうございます。
 ぼくは、電力会社とガス会社のCM合戦を怪訝に思いつつ、自分なりの考え方を整理中です。しかし、よく分かっていないことが多いことに気づきました。

 それで、参加された方々はオール電化を積極的に採用しよう、という感じだったでしょうか?
 また、水上さんは、導入費用が下がれば、地球環境どうのこうのを外しても採用する価値と考えますか?

IH機器は「正しい使い方」をすれば、とありますが、高齢者の方も障害者に認定されるような方も「正しい使い方」は簡単に可能ですか?それとも簡単に間違えそうでしたか?

電磁波のことは、判断が難しいようですね。主義主観に偏らずに判断するのが。

Posted by 佐藤K(KAZZ Satoh) at 2006年09月17日 10:02

佐藤K様>
こんばんは。
参加した方たちの反応は、I.H.についてはガスとだいたい同じくらいの性能だねという感じ、太陽光発電の方が関心が高かったです。
設計側としても、メーカー側にしても、購入を検討されている方たちに正しい情報を提供した上で判断してもらおうというところに重点があります。販売店の立場だとちょっと事情が異なるかもしれませんが。

地球環境云々の話は電気やガスの需要拡大に掛かってくる話なので、太陽発電やオール電化とは直接関係ありません。ただ、その説明の際に、こんなにお得だから今まで以上に使いましょうという話の組み立てになっているところに抵抗があります。理想は太陽光発電システムの導入費用が安くなって、火力や原発による発電量を抑えることのはずですが、経済の論理からはそうなりませんね。

I.H.機器の使い勝手については、実際に使ってみることをお薦めします。メーカーも積極的に料理教室を開催しています。原理の異なる器具なので、ガス器具との違いを理解する必要があります。料理に馴れている方のほうが、習慣化している分注意が必要かもしれません。

Posted by mizdesign at 2006年09月18日 00:45
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