2006年07月16日

●プレカットと金物

 プレカット工場の見学会に参加しました。木造住宅というと現場で大工さんが作るという印象が強いかもしれませんが、実際にはプレカット工場で柱や梁の加工を済ませて、現場では組み立てのみを行う場合がほとんどです。精度の高い仕事を早く行えることと、現場作業の短縮によるコストダウンが図れることがその理由です。

 木材がベルトコンベアで送られ、自動的に仕分けられ、加工ラインに流れていきます。写真中央のタワーが、木を自動的に仕分ける装置。10棟分を平行して処理できるそうです。この装置の導入で工場内をフォークリフトで走りまわる必要がなくなったそうで、工場内は広々としています。
houses_20060715-1.jpg

 柱梁等の接合部加工用カッター。ズシリと重いです。切れ味を維持するために、二日に一度交換するそうです。
houses_20060715-2.jpg

 今回のもう一つの目的は、金物工法と在来工法の比較です。実際の柱梁接合部のカットサンプルを見ながら説明を聞きました。左からクレテック金物工法、HS金物工法、在来工法です。在来の場合、接合のためにかなり大きな切り欠き(断面欠損といいます)が必要になります。それを踏まえて強度が定められているとはいえ、欠損は少ないに越したことはありません。この点を改善するのが金物工法です。金物の取付まで工場で行うので、接合精度の向上と現場作業のいっそうの短縮にもなります。写真の二つは現在のシェア一位と二位だそうです。この工場の場合、他にも二種の金物に対応しているそうです。

 金物工法はコスト面ではまだ在来よりも若干高くつく印象ですが、高い信頼性が得られることは間違いありません。どの工法が最適かを比較検討する上で、有意義な時間でした。
houses_20060715-3.jpg

Posted by mizdesign at 2006年07月16日 08:18
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mizdesign.com/mt/mt-tb.cgi/323

コメント
コメントしてください




保存しますか?