2006年07月07日

●改良木造軸組工法

 木造には大きく分けて三つの工法があります。1.軸組工法、2.枠組壁(ツーバイフォー)工法、3.木質プレハブ工法です。軸組工法は柱、梁、土台といった軸材で構成し、筋交い等の斜め材を入れて地震力を支える工法です。間取りの自由度の高さが特徴です。枠組壁工法は枠材と合板等の面材を組み合わせた耐力壁で全ての加重を支える工法です。枠材に2"x4"材を用いるものをツーバイフォー工法と呼びます。面で構成するので耐震性に優れている反面、間取りが制限されます。木質プレハブ工法は工場生産のパネル材を用いる工法です。

 最近では軸組工法をベースに、他工法の利点も取り入れた改良軸組工法が増えています。特徴は、材と材の接合に金物を用いることで耐震性を高め、木材のプレカット化で現場作業を短縮しつつ、品質のバラつきを解消すること。この趣旨のもと、金物の種類と独自の断熱材や外装材を組み合わることで非常に多くの工法があります。

 ではどの工法を採用するのがベストか?ポイントは三つあります。1.品質管理の確実さ、2.プランや形状への追従性、3.コスト。1.は金物の取り付け部分までプレカット化するかどうかと、金物を取り付けるためにどの程度軸材を削る必要があるかで判断が分かれます。2.は計画内容が固まった段階でメーカーと相談しつつ判断することになります。3.はプレカット加工増加によるコストアップと現場作業削減によるコストダウンのプラスマイナスを踏まえて判断することになります。結論はケースバイケースですが、意外とコスト差が開くことがあるので、工法選択は大切です。

Posted by mizdesign at 2006年07月07日 05:58
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