2005年05月27日
●まちのつくりかた 実施設計
「まちのつくりかた」の三回目です(一回目、二回目)。
基本設計の骨子が固まったら、その内容を基本設計図書にまとめた上で、実施設計へと進みます。ここ段階では、実際の建物をどう作るかという点を詳細に検討し、図面化します。また構造、設備、内外装材、金物等の指定もおこなって、施工者が見積りを作成するのに必要な資料を揃えます。ここから先は通常の建築設計とだいたい同じですが、時々マスタープランや基本設計図書に立ち返って、当初の位置付けや考え方に沿っているか確認します。
下の写真は福島県営鳥見山団地(現在は東桜ヶ丘団地に改名)の基本及び実施設計の際に作成したスタディモデルです。この計画では、私は基本設計から現場監理までを担当しています。写真の日付は1999年3月頃です。
基本設計段階でのスタディモデルの変遷です。東西に長い敷地なので南面採光を最大限確保するところから始めて、西側の公園側も活用したL型配置への移行、折れ曲り点を建物の顔としてのデザインの検討、西向き住戸へも南面採光を確保等。居住性能と周辺とのつながり方の観点から、様々な検討を行います。

実施設計段階でのスタディモデルです。南西角のエントランスホールが、駅から歩いてきたときのランドマーク的な役割を果たすので、その見え方、ボリューム、構造等を検討しています。

スタディモデルを西側から見たところ。公園に面した西側がサブエントランス的な役割を果たすので、階段、エントランスホール、シンボルツリー等で広場的な場所づくりを検討しています。

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この「まちのつくりかた」シリーズで、BAO/BABB. SESSIONの講義用レジュメができそうですね。もちろん第二弾以降のネタとして。
しかし、分かりやすく紹介できるネタを持っているのが羨ましいです。ぼくも、設計事務所勤めのときに撮っておけばよかったです。
もっと建築色を薄めたものにしたかったんですが、作る部分もフォローしようとするとこんな風になってきます。構想と結果だけでは浅すぎて、作る部分を入れると深すぎ?どこらへんを面白いと思い、どこらへんをくどいと思うのか、「まちづくり」に興味のある人たちに聞いてみたいところです。

